面倒くさい

イメージ 3
 明日は都内にある,弟の下宿まで母親と出かける予定だ。
電車を乗り継いで行くのは実に面倒くさい。弟が一人暮らしの気楽さをいいことに,
散らかし放題なので掃除してやるのだ。
前に行った時は台所の流しがヘドロ化して真っ黒になっていた。
帰省するときに流しに水をためたまま,汚れた食器を放置していたら
ステンレスの流しにびっしりとカビが生えて
真っ黒になって助けを求めてきたことさえある。炊飯器の中にカビが
生えたこともあった。どうも湿気が多いらしい。
マスクせずにカビをこすって落としてやったら咳が止まらなくなった。
肺を悪くしたらどうしてくれる。そういえば,弟は片側の肺の働きが悪いと
病院で検査の際に言われている。日本人離れした,透き通るように白い肌
がうらやましくて仕方なかったけど,肺の悪いせいで白かったとは驚きだ。
昔だったら結核になっていたかもしれない。今の時代も油断はできない。
人一倍体が弱いのに不潔な生活をしていて大丈夫なのだろうか。
子供のころから気管支が弱く,しょっちゅう肺炎になって入院していた。
食が細かったのに,いつのころからか,わたしのおやつまで取り上げて
食べてしまう大喰らいになったおかげで肥満気味である。
 トイレの便器もみがかなければならない。今から憂鬱だ。
 猫に長い間留守番させるのがかわいそうだ。外出して帰ってくると,
玄関のドアを開けるなり,ペルシャが待っていてとてもうれしかった。
 よそで私が一人暮らししていたころ,一ヶ月ぶりに帰省するとペルシャ
「ニャ!ニャ!ニャ!」と鳴きながらサンルームから駆けつけてきてうれしかった。
母によると毎日玄関で待っていたそうだ。えさを食べる量も減ってやせた。
母が私と電話で話していると,そばにいるペルシャがなぜか落ち着きなくなったという。
一度いたずらして父がペルシャの耳元に電話を近づけて,
わたしの声を聞かせたら,帰ってきたと思って玄関まですっとんでいったという。
 原発から20キロ圏内の地域では避難する際にペットをやむなく置いて出た家が多かった
ようだが,もし我が家でやむをえず長期間家を開ける時には
必ず猫をキャリーバッグに入れてもっていこうと思う。
あれほど寂しがるのに置いていったらきっとおかしくなって死んでしまうだろう。
それにえさを食べつくして餓死してしまうのではないかと心配だ。
 高校時代に我が家にやってきたペルは子猫の頃,
わたしのあとをついて歩いてとてもかわいかった。
毎晩一緒に寝ていると,大きな音を立てて後足で耳をかいたり,
午前3時ころ,「ミイ」と鳴いてまぶたをなめて起こすので閉口していた。
しかしかわいくてしょうがないので怒る気にはなれなかった。
ペットショップにヤギミルクを飲ませるように言われて飲ませていた。
成長促進剤をもらったが,体にガイがあるのではないかと思うと怖くて
ほとんど与えなかった。そのせいか今でも小柄で痩せ型である。
えさをバクバク食べているのにどうして太らないのだろうか。
イメージ 1
 
↓まだ子猫のころはあどけなかった
イメージ 2